未来の記憶を思い出し、職人の道を歩く人
康司さんは、松本市里山辺で育った。
エルハウスに来る前は、足場の会社で働いていた。現場を知っている人だ。体を動かす仕事を知り、職人さんたちの空気を知り、建築の現場がどのように動いているのかを肌で知っていた。
こーじさんの強みは、人当たりの良さにある。
ただ明るいだけではない。相手の懐に自然に入っていく。お客様が言葉にする前の小さな困りごとを拾う。昔の言葉で言えば、ご用聞きができる人だ。営業というより、人間関係をつくるのがうまい。だから、相手も安心して頼みごとを言える。
エルハウスでは、不用品回収業、メンテナンス、リフォーム事業の担当として活躍した。
不用品回収という仕事は、ただ物を運ぶ仕事ではない。その人の暮らしの中に入り、手放すもの、残すもの、次に使う人へつなぐものを扱う仕事だ。メンテナンスやリフォームも同じだ。家を建てた後の暮らしに入り、困りごとを聞き、今の生活に合う形へ住まいを調えていく。
家の中にある物にも、傷んだ場所にも、その人の時間が染み込んでいる。
だからこそ、康司さんの人当たりの良さと、ご用聞きの力が必要になる。
そして2025年10月、彼の中で、過去と未来がつながった。
職人になりたいと思っていた過去。
職人として活躍している未来の記憶。
それを思い出したのだと思う。
Live Our Journeysでは、その人の過去の体験と、その人の望む人生を大事にする。会社の都合だけで人の道を決めるのではない。その人が何のために命を使いたいのか。どんな未来の記憶を持っているのか。そこに橋を架けることを大事にしている。
康司さんは、2026年1月から電気工事職人の道へ進んだ。
3年後、エルハウスの新築現場で電気工事を担う未来に向けて、エルハウスを卒業した。卒業という言葉が、私は合っていると思う。離れたのではない。望む人生に向かって、次の現場へ進んだのだ。
3年後の彼は、ただの協力業者ではない。エルハウスの考え方を知り、お客様の顔を知り、現場の空気を知った電気工事職人になる。これは、エルハウスにとっても大きな未来の記憶だ。
今は、電気工事に関わる資格試験にも合格し、親方に弟子入りしている。道具の扱い、現場の段取り、職人としての呼吸、ひとつずつ体に入れている。未来の記憶の解像度を、毎日の現場で上げている。
職人の仕事は、派手ではない。
でも、家の中に電気が通るということは、暮らしに命が通るということだ。照明がつき、スイッチが入り、家族の時間が始まる。その見えない部分を支えるのが、電気工事の仕事だ。
私は、康司さんがその道を選んだことを、とても嬉しく思っている。
エルハウスで身につけた人間関係をつくる力。足場の会社で知った現場の感覚。不用品回収、メンテナンス、リフォームで学んだ暮らしへの入り方。そして職人になりたいという過去の願い。
その全部が、3年後の康司さんをつくっていく。
Live Our Journeysで働くということは、同じ場所に居続けることだけではない。
望む人生に向かう仲間を、共に応援し続けることだ。
康司さんは、望む人生を共に生きる仲間の一人だ。
Live Our Journeys──かなわない夢はない、望む人生を手に入れよう。

